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[コラム]お灸とは

 
みなさん、”お灸”についてご存知でしょうか?今回は身も心も温まるお灸についてお話をしていきます。
 
■お灸の起源
お灸の起源は古く、中国伝統医学の言い伝えでは、今から二千年以上前に古代中国の北部地方で発祥したとされていますが、それより以前の古代インドやチベットが起源とする説もあります。日本には6世紀頃に伝来されたと言われており、現在も鍼灸院での治療に用いられたり、セルフケアの一つとして親しまれています。
 
■”モグサ”って何?
お灸に使う”モグサ”とは一体どんなものなのでしょうか?一般的にお灸で使用するモグサ(艾〈もぐさ〉)は、乾燥させたヨモギの葉の絨毛(じゅうもう)を乾燥・精製したものです。原料となるヨモギは日本全国に自生するキク科の多年草で、さまざまな薬効成分(健胃、利尿、解熱、止血等)が含まれており、草餅にして食べたり、煎じて飲んだり、お風呂に入れたりと日本人にもなじみ深い植物です。このモグサには「チネオール」という精油成分が含まれており、これが燃焼されるとお灸独特の香りを発します。この成分はローズマリーやローリエなどの葉にも含まれており、さわやかですっきりとした芳香を持つためリラックス効果も期待できます。まさに「和のアロマセラピー」といえます。
 
■お灸の効果
お灸はもぐさを皮膚の上(経絡・ツボ)に置いて燃焼させ、その温熱刺激によって体調を整える治療技術でさまざまな効果が期待できます。
 
○血流循環の改善
○免疫力の向上
○自律神経の調整
○冷え性の改善
 
自宅でできるお灸もあれば、鍼灸院でしかできないお灸もあります。お灸を始めてみたい方、ご興味のある方は当院までお気軽にご相談ください。
 
 
美容鍼灸院Glanz 京都伏見・四条寺町