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[コラム]花粉と肌荒れ

暖かい春の日差しが心地良く、マスクを外してお外に出かけたくなる季節になりましたね。ですが、この時期多くの方が悩ませるのが花粉。今年は例年にも増して花粉が大量飛散しています。その影響でお肌が荒れてしまう方も多いのではないでしょうか?
 
❚花粉皮膚炎
花粉によって引き起こす肌荒れを”花粉皮膚炎”といいます。花粉皮膚炎の特徴は、花粉が皮膚に付着することで炎症を起こし、かゆみや赤み、ぷつぷつとした発疹が肌に生じるのが特徴です。花粉症の症状と同時に出ることがほとんどですが、目や鼻の症状がない方でも症状が現れる方もいます。花粉症のピークは、一般的に2~4月ですが、花粉の量も種類も多いのが5月。まだまだ花粉症のピークは続いているので油断は禁物です。しっかりとした予防が大切です。
 
❚花粉による肌荒れの原因
皮膚にはバリア機能といって、外部からの異物の侵入を防ぎ、内側からの水分の蒸発を防ぐ働きがあります。また、皮膚についた遺物に対して防御反応を起こします。皮膚に花粉が付着すると炎症を起こし、花粉を分解、かゆみを起こして掻くことで物理的に排除しようとします。このように自分のカラダを異物から守るための免疫反応が返って病気を引き起こすことを「アレルギー」といいます。花粉皮膚炎はバリア機能をかいくぐって侵入した花粉が起こすアレルギー反応です。
  
❚花粉による肌荒れを防ぐ
①花粉を付着させない
眼鏡やマスク、帽子でなるべくお肌を覆い浮遊している花粉を付着させないようにする。
 
②保湿力を上げお肌をいい状態に保つ
バリア機能を健全に保ち、炎症のない安定した皮膚は花粉の侵入を最小限に防ぐことができます。
  
③腸内環境の改善
免疫機能の60~70%は腸内環境によって決まります。便秘や冷えは腸内環境を悪化させるの要注意です。
 
④精神状態を安定させる
免疫力を上げるためには精神状態を安定させることが大切です。心身の疲れは皮膚の不安定を招きます。暴飲暴食、不眠、ストレスは要注意です。
  
❚花粉皮膚炎と美容鍼
美容鍼をすることで肌荒れを軽症で抑えたり、肌荒れを早く治したりすることが可能です。一般的なスキンケアと異なり美容鍼は、お肌の表面ではなく、真皮や皮下組織を直接刺激し、内側からお肌をきれいにします。炎症を抑え血流やリンパの流れがよくなり根本から改善していきます。肌荒れでお困りの方は当院までご相談ください。
 
 
美容鍼灸院Glanz 京都伏見・四条寺町