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[コラム]花粉症と鍼灸治療

寒い日が続き、暖かくなるのを待ち遠しく思っている一方、これからの季節、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。今回は、花粉症と鍼灸治療に関してお話しさせて頂きます。
 
花粉症とは、日本では60種類以上の植物から飛ぶ「花粉」が粘膜に付着することによって免疫反応が異常に反応している状態のこといいます。通常、外部から異物が侵入すると「くしゃみ」や「涙」で異物を外に出し、「鼻詰まり」で異物の侵入を防ぎます。それでも異物の侵入があった場合、発熱を起こし、免疫細胞が異物と戦います。このような身体の反応を免疫反応といいます。
  
この免疫の異常反応に対して、鍼灸治療では免疫機能の調整を行います。
 
○免疫機能を正常にするためには脳や内臓のコンディションを整える必要があります。鍼灸治療で血行を促進して代謝を上げ、脳や内臓のコンディションを整えます。
 
○腸には「パイエル板」という免疫細胞が集まっています。腸の健康状態と免疫機能は非常に関係性があるため、鍼灸治療で腸の働きを整えます。
 
○冷えによって循環機能が低下すると免疫機能も不調をきたします。鍼灸治療で循環を改善し、冷えに対処することで免疫機能を整えることができます。
 
このように身体全体を整え、免疫機能を調整することで花粉に対する免疫の異常反応も改善されていきます。
花粉症の改善に必要なことは「体質改善」です。鍼灸治療では、全身を整えながら、鼻詰まりや目の痒みといった局所治療も並行しておこない、花粉症の辛い症状を緩和しながら、体質改善を行っていくことができます。
 
花粉症でお悩みの方は当院までご相談ください。
 

美容鍼灸院Glanz 京都伏見・四条寺町