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[コラム]血の巡りの大切さ

少しずつ気温も下がり、秋を感じる日が増えてきましたがいかがお過ごしですか?季節の変わり目は体調や体質の変化も表れやすいので気をつけてお過ごしください。そんな秋から冬にかけて起こりやすい血行不良。今回は「血の巡り=血流」の大切さについてお話します。血流は体調ととても関係しているので是非、参考にしてください。

 

❚血液は身体でどのような役割をしている?
血液は心臓から送り出され、身体の各部分の細胞と組織に酸素と栄養を与え、二酸化炭素などを回収し、肺や腎臓を経由して身体に不要なものを排出します。血液は必要なものを身体全体に届け、不要なものを回収する役割を行なっています。その血液の循環が「血流」となります。
 
❚血流不良が起こるとどうなる?
では、血流が滞ってしまうと身体にどのような影響を与えるのでしょうか?血流が悪くなると、「酸素や栄養が行き届かない」「老廃物の蓄積」が起こります。その結果、肩こりやむくみ、生理不順や自律神経の乱れ、肌荒れ、肌のハリ低下を起こしてしまいます。
 
❚なぜ血行不良が起こる?
冬などの気温の低下、夏では冷房などによる冷え、運動不足、食生活の乱れ、ストレス、喫煙、便秘、水分不足が血流不良の原因になります。
 
❚血流を改善するには?
①ふくらはぎの運動
ふくらはぎは筋肉がポンプとなって足元の血流を押し上げる働きがある為「第2の心臓」と呼ばれています。足元の血行不良を防ぐことができますので「なるべく階段を使う」「かかとの上げ下げ運動」などがおすすめです。
 
②食生活を変える

香味野菜(玉ねぎ、しょうが、にんにくなど)は血管を拡げてくれる効果、タンパク質や鉄分は血液を作る効果があります。貧血を良く起こしてしまう方は血液が足りていない状態ですので、タンパク質、鉄分は積極的に取りましょう。また、食後は消化吸収の為、胃腸に血液が集まります。常に何かを食べていたり、食事の度に満腹まで食べてしまうと常に胃腸に血流があつまり、身体の隅々まで血流が行き渡らない状態になってしまいます。食欲の秋で美味しいものが多い時期ですが、暴飲暴食には注意しましょう。また、食事の時間を定めたり、食後に休息時間を取るなどの工夫が必要です。
 
③鍼灸治療を行う

鍼灸は血流改善の効果的な施術です。「ツボ」と呼ばれる経穴を鍼やお灸で刺激することで、内臓の働きを良くし、身体の内側から血の巡りを良くします。また、鍼を刺した周りには血液が集まるため、血流や代謝を促進する効果があります。
 
その他にも禁煙、ストレスを溜めない、入浴の習慣など日頃の生活習慣を変えることで血流改善につながり、「美容」「健康」な身体を手に入れることができます。
 
 
美容鍼灸院 Glanz 京都伏見・四条寺町(河原町)
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